うりかけ堂の買取可能額・手数料・入金スピードを解説

うりかけ堂は、株式会社hs1が運営するファクタリングサービスです。売掛金を支払期日前に資金化できるサービスで、オンライン契約にも対応しています。ただし、手数料や入金スピードについては、公式サイト内でも確認しておきたいポイントがあります。この記事では、公式サイトの記載にもとづいて、うりかけ堂ファクタリングの特徴と利用条件を整理していきます。

うりかけ堂ファクタリングとはどんなサービスか

うりかけ堂ファクタリングとはどんなサービスか

うりかけ堂(売掛堂)は、株式会社hs1が運営するファクタリングサービスです。本社は東京都千代田区神田須田町にあり、代表取締役は鈴木博雅氏です。

サービスの仕組みは、会社が保有している売掛金をうりかけ堂が買い取ることで、支払期日より前に資金化するというものです。銀行融資のような「お金を借りる」取引ではなく、法律上は売掛債権の売買・譲渡にあたります。法人だけでなく個人事業主の資金繰りにも使えるサービスとして案内されています。

手数料と買取可能額

うりかけ堂の手数料と買取可能額

うりかけ堂では、最低30万円から最高5,000万円までの売掛金の買取に対応していると公式サイトで案内されています。少額の売掛金から比較的大きな売掛金まで、幅広い金額に対応している形です。ただし、この金額はあくまで対応可能な範囲であり、実際に買い取ってもらえるかどうかは、売掛債権の内容や審査結果によって決まります。

手数料については、公式サイトを確認すると、ページによって異なる下限が示されています。ファクタリングの仕組みを説明するページでは「手数料2%〜」、別の申し込みページでは「手数料1.5%〜」という表記が見られました。このように、同じ会社の公式情報内でも下限の表記に幅があるため、「1.5%」や「2%」という数字だけを鵜呑みにするのではなく、実際に見積もりを取った際に提示される手数料率と、そこから算出される実際の振込額(手取り額)の両方を確認することが大切です。手数料は売掛先の信用力や債権の内容によっても変わるとされています。

入金スピードと申し込みの流れ

うりかけ堂の入金スピードと申し込みの流れ

うりかけ堂では、申し込みから最短即日での資金化に対応しているとされ、公式サイト内では「最短90分」「最短2時間」といった、より具体的な時間を示す表記も見られます。契約は電子契約サービスのクラウドサインを使ったオンライン契約に対応しており、地方の事業者であっても、担当者の出張またはオンライン契約という形で対応してもらえます。

こうした「最短」の表記は、必要書類が揃っていて、審査や契約がスムーズに進んだ場合の目安です。書類に不備があったり確認事項が発生したりすれば、当然その分時間がかかります。申し込みに必要な書類は、本人確認書類、入出金の通帳(Web通帳を含む)、そして取引先との契約関連書類(請求書・見積書・基本契約書など)です。大まかな流れは、問い合わせ→審査→契約→振込という順序で進み、書類に不備があると、この流れ全体の所要時間が延びることになります。

個人事業主や赤字決算でも相談できる

個人事業主や赤字決算でも相談できる

うりかけ堂は、個人事業主でも利用できるサービスです。公式のよくある質問では、利用者の50%が個人事業主であると案内されています。また、赤字決算や債務超過の状態であっても、ファクタリングは融資とは異なり売掛債権の売買という位置づけのため、経営状況にかかわらず相談できるとされています。税金等の未払いがある場合も、同様に相談可能と案内されています。

ただし、個人が勤務先に対して持つ給与(賃金債権)を買い取る、いわゆる「給与ファクタリング」は取り扱っていません。うりかけ堂が扱うのはあくまで法人・個人事業主が保有する売掛金であり、個人の給与を対象にしたサービスではない、という点は区別しておく必要があります。また、「赤字決算でも相談できる」ことと「必ず利用できる」ことは同じではなく、実際の可否は個別の審査結果によって決まります。

契約の仕組みと安全性

うりかけ堂の契約の仕組みと安全性

ファクタリングには、2社間と3社間という2つの契約形態があります。うりかけ堂の2社間ファクタリングは、うりかけ堂と利用者の間だけで契約・取引が完結し、売掛先や取引先には通知されずに資金調達ができるとされています。一方、3社間ファクタリングは、うりかけ堂・利用者・売掛先の3社が関係する形になります。取引先に資金繰りの状況を知られたくない場合は、契約が2社間になっているかどうかを事前に確認しておくとよいでしょう。

保証人・担保はいずれも不要とされています。また、償還請求権のない、いわゆるノンリコース取引として案内されており、売掛先が万が一支払いをできなくなったり倒産したりした場合でも、その責任を利用者側が負うことはなく、返還義務も発生しないと説明されています。

信用情報への影響については、ファクタリングは借入ではなく売掛金の売買・譲渡にあたるため、影響しないとされています。会計上も負債には分類されない、という案内です。ただし、この後の銀行融資の審査にどう影響するかについては、最終的に金融機関ごとの個別の判断によるところが大きく、一律に「影響がない」と言い切れるものではありません。信用情報への影響がないという公式の説明はひとつの参考材料としつつ、融資審査への影響については断定せず、気になる場合は事前に金融機関へ相談しておくのが安心です。

他のファクタリングサービスとの比較

他のファクタリングサービスとの比較

うりかけ堂の特徴を踏まえたうえで、同じく公式情報をもとに整理しているJPSファクタリング・No.1ファクタリング・GoodPlusと比較すると、次のような違いがあります。

項目うりかけ堂JPSファクタリングNo.1ファクタリングGoodPlus
対象法人・個人事業主法人のみ法人・個人事業主・フリーランス向けページあり法人・個人事業主
契約形態・手数料2社間・3社間対応。公式内で1.5%〜・2%〜の表記あり2社間5〜10%/3社間2〜8%総合0.5%〜15%/Easy factor 2%〜8%5%〜15%
買取可能額30万円〜5,000万円公式サイトで確認できず個人事業主・フリーランス向けは20万円〜5,000万円(以上は相談)公式サイトで確認できず
入金スピード最短即日。公式内で最短90分・最短2時間の表記あり最短60分、遅くても3日以内総合・フリーランス向けは最短30分、個人事業主向けは最短60分最短90分
契約方法オンライン契約・クラウドサイン対応・出張対応も可オンライン契約対応・全国対応・出張交通費無料全国対応・オンライン契約・電子契約対応完全オンライン手続き・スマホ対応

※横にスクロールして確認できます >

対象者で見ると、うりかけ堂・No.1・GoodPlusは法人・個人事業主のどちらも利用できるのに対し、JPSは法人限定です。買取可能額については、うりかけ堂が30万円〜5,000万円という具体的な範囲を公式に示している点が特徴で、少額から大口まで対応していることが確認できます。

入金スピードの表記は、いずれの会社も「必要書類が揃っていること」を前提とした目安であり、うりかけ堂については公式内でも90分・2時間という表記の幅があります。数字の速さだけで比較するのではなく、実際に問い合わせた際の見積もり内容で判断することが大切です。

買取可能額の範囲をはっきり確認したい場合はうりかけ堂、法人限定のサービスとして手数料レンジを確認しながら相談したいならJPSファクタリング、対象者ごとに細かくプランが分かれている点を活かしたいならNo.1ファクタリング、手続きのシンプルさを重視するならGoodPlus、というように、自社の状況によって向いているサービスは変わってきます。詳しい条件は、それぞれの記事もあわせてご確認ください。

利用前に確認したい注意点

うりかけ堂の利用前に確認したい注意点

うりかけ堂ファクタリングを検討する際は、いくつか押さえておきたいポイントがあります。まず、手数料や最短の入金時間について、公式サイト内でも複数の表記が確認できるため、実際に問い合わせた際の見積もり内容を必ず確認してください。手数料率だけでなく、実際に振り込まれる金額(手取り額)で判断することも大切です。「最短即日」「最短90分」といった表記は、いずれも書類が揃い、審査・契約がスムーズに進むことが前提の数字です。

公式サイトでは審査通過率92%という数字も案内されています。ただし、これは全体の傾向を示す数字であり、個別の審査結果を保証するものではありません。売掛先の信用力や債権の内容によっては、希望どおりの条件で契約できない場合もある、という前提で捉えておくとよいでしょう。

また、2社間か3社間か、売掛先への通知の有無、償還請求権の有無についても、契約前にあらためて確認しておくとよいでしょう。

さらに、ファクタリング業界全体に関わる注意点として、金融庁は、高額な手数料や大幅な割引率による契約を結んでしまうと、かえって資金繰りが悪化し、多重債務に陥る危険性があるとして注意を呼びかけています。ファクタリングを装った違法な貸付け、いわゆる偽装ファクタリングの存在についても注意喚起がなされています。契約内容に少しでも不安な点があれば、契約前にしっかり確認し、必要であれば弁護士などの専門家に相談することも選択肢に入れておくとよいでしょう。

よくある質問

うりかけ堂ファクタリングのよくある質問
Q. AIによる審査とは、通常の審査とどう違うのですか?
公式サイトによれば、過去の実績や現在の経営状況だけで判断する一般的な審査とは異なり、将来性や独自のデータベースをもとにAIが買取可否を判断する仕組みが用意されています。具体的な審査基準そのものは公開されていませんが、売掛債権の内容を重視した独自基準で審査していると案内されています。
Q. 銀行から融資を断られた経験がありますが、利用できますか?
公式サイトによれば、銀行等で断られている場合でも利用可能とされています。ファクタリングは融資とは審査の考え方が異なるため、銀行融資の可否とは別の基準で相談できます。
Q. 営業時間や対応可能な曜日を教えてください。
公式サイトでは「24時間365日相談可能」という案内がある一方、会社概要のページでは「平日9:30〜19:30(土日祝休み)」という営業時間も記載されています。問い合わせ自体はいつでもできても、実際の対応時間は窓口によって異なる可能性があるため、急ぎの場合は電話などで直接確認するとよいでしょう。
Q. 審査ではどのような点が重視されますか?
公式サイトでは、具体的な審査基準そのものは公開されていないものの、一般的な融資審査のような過去の実績や現在の経営状況だけでなく、売掛債権の内容を重視した独自の基準で判断していると案内されています。
Q. 見積もりや相談だけでも利用できますか?
公式サイトでは、見積もりや相談は無料で対応しているとされています。契約するかどうかは、条件を確認したうえで判断できます。

まとめ

うりかけ堂ファクタリングのまとめ

うりかけ堂は、株式会社hs1が運営するファクタリングサービスで、30万円〜5,000万円という幅広い金額の売掛金買取に対応し、法人・個人事業主のどちらも利用できます。オンライン契約や2社間ファクタリングでの秘匿性、保証人・担保不要、償還請求権なしといった条件は、公式サイトで確認できました。

一方で、手数料や入金スピードについては、公式サイト内でも複数の表記が見られるため、「1.5%」や「90分」といった一つの数字だけを鵜呑みにせず、実際に見積もりを取った際の条件で判断することが欠かせません。ファクタリング業界全体として、高額な手数料や偽装ファクタリングについて金融庁からの注意喚起もなされています。契約内容や手数料の根拠をしっかり確認したうえで、自社に合った資金調達手段かどうかを判断することが大切です。

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この記事の著者

中村陽介

中村陽介(資金調達マップ編集部)

資金調達や売掛債権の活用法など、経営者が抱える資金課題をテーマに編集・執筆を担当。元ファクタリング会社に勤務していた経験を活かし、ファクタリングの仕組みや活用ポイントについて、実務的な視点から分かりやすく伝えることを重視している。

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