消費者金融アローの審査・金利・2つのプランを解説

消費者金融を探していると「アロー」という名前に行き当たることがあります。愛知県名古屋市に本社を置く会社で、「必要な時に、必要なお金を、必要な人に」をモットーとしています。大手ほどの知名度はなくても、アプリを使えば書類の郵送なしにWEBで手続きが完結できる仕組みや、最長15年という長い返済期間設定が目に留まった方もいるでしょう。「申込はネットからしかできないの?」「フリープランと借換ローン、どちらを選べばいい?」——この記事では融資条件・審査のポイント・他社との違いを整理しました。

アローはどんな消費者金融か

アローはどんな消費者金融か
項目内容
商号株式会社アロー
設立2000年11月6日
代表者代表取締役 美山 永薫
所在地名古屋市中川区高畑二丁目144番地
問い合わせ先0570-055-553(平日9:30〜18:00)
登録番号愛知県知事(6)第04195号(令和7年5月12日更新)
日本貸金業協会会員第005786号(加入)
申込方法WEB(ネットのみ・電話では受付なし)

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2000年に岐阜市で不動産業の会社として設立し、2010年2月に株式会社アローに商号変更して名古屋市中村区へ移転、同年5月に貸金業の登録を完了しました。その後2016年に現在の名古屋市中川区へ移転し、現在に至ります。登録番号の括弧内「6」は更新回数を示しており、令和7年(2025年)5月に最新の更新が完了しています。

ひとつ注意しておきたいのは、申込はWEBからのみで、電話での新規申込は受け付けていないという点です。公式サイトに「お申込みはネットから受付・お電話では受付しておりません」と明記されています。問い合わせ自体は電話で対応していますが、新規の申込手続きはWEBに限られます。急いで申し込みたいときも、まずWebの申込フォームを使う必要があります。

日本貸金業協会の加入会員であり、トラブルが生じた際は同協会の相談・紛争解決センター(0570-051-051)を利用できます。なお、「アロー」を名乗って融資の前提として保証金の振込を求める詐欺事例が報告されています。アローは契約前に金銭を要求することは一切ないと公式に明記されているため、振込を求められた場合は公式サイトの問い合わせ先に確認することをおすすめします。

2つの商品:フリープランと借換ローン

2つの商品:フリープランと借換ローン

アローには目的別に2種類の商品があります。どちらを選ぶかで使途と総量規制の扱いが変わるため、自分の状況に合わせて選ぶことが大切です。

フリープラン

項目内容
融資限度額200万円まで
使途原則自由
貸付利率(実質年率)14.95%〜19.94%
遅延損害金(実質年率)19.94%
返済方式残高スライドリボルビング(5年・60回以内)または元利均等返済(2〜180回・最長15年以内)
担保・保証人原則不要

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生活費・医療費・旅行など使い道は問いません。返済方式はリボルビングと元利均等の2種類から、アローとの相談のうえで決定できます。

リボルビング方式は借入残高に応じて毎月の返済額が変動する仕組みです。スマートフォンの月額データプランに例えると、使った分だけ翌月の負担が変わるようなイメージです。残高が減るにつれて返済額も下がりますが、少ない返済額が続けば利息の総額が増えてしまう点は意識しておく必要があります。

一方の元利均等方式は毎月の返済額が一定になるため、「今月はいくら払えばいいか」が最初から明確にわかります。最長15年・180回という設定は、今回比較した他社と比べても長めの設計です。アルコシステムの最長5年、フタバの最長6年と比べると、月々の負担を抑えながら返済できる余地が広がります。ただし返済期間が長くなるほど利息の総額も増えるため、無理のない範囲で早期返済を目指すのが現実的です。

借換ローン

項目内容
融資限度額200万円まで
使途貸金業者(みなし貸金業者含む)からの借換債務のみ
貸付利率(実質年率)14.95%〜19.94%
遅延損害金(実質年率)19.94%
返済方式元利均等返済(2〜180回・最長15年以内)
担保・保証人原則不要(借換対象債務以上の担保・保証人設定はなし)

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他の貸金業者からの借入をアロー1本にまとめる商品です。複数の消費者金融に分散している返済を一本化することで、毎月の返済額や支払う利息の軽減を図れる可能性があります。対象は「貸金業者(みなし貸金業者含む)からの借換債務」のみで、銀行カードローンやクレジットカードのショッピング利用分は対象外です。

ここで知っておきたいのが、借換ローンには総量規制の例外が適用されるという点です。総量規制とは「貸金業者からの借入合計は年収の3分の1までしか認められない」という法律上のルールですが、借換ローンは法律上「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約等」に該当するとされており、現在の借入が年収の3分の1を超えている場合でも審査の対象になります。これは複数社からの借入で返済に行き詰まりかけている方にとって、フリープランにはない大きな違いです。ただし審査対象になることと実際に融資が受けられることは別の話で、借換後の返済条件が現在より有利であることなどが前提になります。

審査について

アローの審査について

申込対象と総量規制

申込の対象は22歳以上70歳以下です。公式の申込フォームには「年齢21歳以下及び71歳以上の方はご契約出来ません」と明記されており、この範囲を外れると申込自体ができません。このほか、健康保険未加入の方、勤続6ヶ月未満の方、他社の返済が遅れている方、自営業者で確定申告等の年収証明が提出できない方も対象外とされています。

フリープランについては総量規制が適用されるため、すべての貸金業者からの借入合計が年収の3分の1を超えてはいけません。公式FAQにも「基本的には年収の1/3までの融資額になります。他の貸金業者からの融資額も含みます」と明記されています。たとえば年収300万円の方なら、他社ですでに50万円を借りていれば、アローで借りられる上限はおよそ50万円になります。

必要書類

申込には本人確認書類と収入証明書の両方が必要です。

  • 本人確認書類(いずれか) 運転免許証・資格確認書・マイナンバーカード・住民基本台帳カード・在留カード・パスポートなど
  • 収入証明(いずれか) 源泉徴収票・直近2ヶ月分の給料明細書・確定申告書など

本人確認書類に記載の住所が現住所と異なる場合は、公共料金の領収書(電気・都市ガス・水道・固定電話・NHKのいずれか)などの補完書類も必要になります。なお、貸金業法上は1社で50万円を超える借入、または他社を含めた借入総額が100万円を超える場合に収入証明書の提出義務がありますが、アローでは申込時点で本人確認書類と収入証明の両方を求める運用になっている点に注意してください。

信用情報への照会

アローはCIC(株式会社シー・アイ・シー)およびJICC(株式会社日本信用情報機構)に加盟しており、申込の際にはこれらの機関への照会が行われます。過去の借入・返済状況が確認されるため、延滞の記録などがあると審査に影響する場合があります。

在籍確認について

在籍確認の有無や具体的な方法について、公式サイト上に明示的な説明は見当たりません。申込フォームには勤務先情報の入力欄があるため、審査の過程で何らかの形で勤務先情報が確認される可能性は考えられますが、これは推測の域を出ません。電話確認の有無が気になる方は、申込前に問い合わせ先(0570-055-553)で確認しておくと安心です。

連帯保証人について

商品の基本条件としては「担保・保証人は原則不要」とされています。一方で公式サイトには「連帯保証人用申込みフォーム」というページが用意されており、フォーム自体の存在は確認できます。ただしどのようなケースで連帯保証人が必要になるのかという具体的な条件は、公式サイト上では明確に説明されていません。原則不要という基本ルールはありつつも、ケースによって必要になる可能性はゼロではないと捉えておくのが実態に近いでしょう。

審査の結果連絡

書類に問題がなければ、最短でその日のうちの振込に対応しています。ただし申込のタイミングや審査状況によっては翌日以降になることもあります。また毎日AM5:00〜7:00は定期システムメンテナンスのため、この時間帯は申込・振込などのサービスが利用できません。急ぎで申し込む場合は時間帯にも注意が必要です。

申込・融資・返済の流れ

アローの申込・融資・返済の流れ

申込から融資まで

  • WEBフォームから申込(ネットのみ・24時間受付)
  • 書類のアップロード(スマートフォンで撮影・送信)
  • 審査・融資(書類に問題がなければ最短で即日振込)
  • 契約書類の郵送(アプリ利用以外の場合)
  • 契約書類への記入・返送して契約完了

アプリを利用した場合は原則として書類の郵送が不要となり、WEB上で手続きが完結します。ただし「選択した金融機関で本人確認が完了していない場合は契約書類の郵送が必要になる」という例外も公式に案内されています。利用する金融機関によっては郵送が発生するケースがあると考えておくとよいでしょう。通常の申込では自宅に契約書類が届きますが、いずれの場合も郵送物に社名(アロー)は入りません。家族や同居人への配慮がある場合は、アプリを使ったWEB完結の流れを選ぶことを検討してみてください。

返済の仕組み

返済日は5日・10日・15日・20日・25日・月末の6パターンから選べます。自分の給料日に近い日を設定することで、返済忘れのリスクを減らすことができます。返済方法はアロー指定の銀行口座への振込または店舗での支払いです。振込での返済は振込手数料が借主負担となります。

限度額内での追加融資は、会員マイページから振込予約を行うことで申込できます。電話での受付も可能です。一括返済を希望する場合は、事前に問い合わせ先(0570-055-553)で残高を確認してから振込む必要があります。

他社と数字で比べると

アローを他社と数字で比較
項目アローアルコシステムフタバニチデンセントラルフクホースカイオフィス
貸付の種類フリープラン・借換ローン証書貸付証書貸付フリーローンカードローンフリーキャッシング証書貸付
融資限度額200万円50万円50万円50万円300万円200万円50万円
金利(実質年率)14.95〜19.94%3.00〜20.00%※114.959〜19.945%※27.3〜17.52%4.80〜18.00%7.30〜18.00%※315.0〜20.0%
無利息期間なしなし初回30日初回最大100日初回30日なしなし
返済方式2種類4種類(条件記載)元利均等のみ元利定額リボルビング・一括払いリボルビングのみ2種類元利均等方式
日本貸金業協会加入非加入※4加入加入加入加入加入
対象エリア全国全国全国大阪・京都・兵庫・和歌山・奈良・滋賀・三重全国全国全国

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※1 アルコシステムの貸付条件ページには3.00%〜20.00%の記載がありますが、貸付契約内容ページでは10万円以上18%・10万円未満20%が適用利率として明示されています。 ※2 フタバの金利は10万円未満が上限19.945%、10〜50万円が上限17.950%です。 ※3 フクホーの金利は借入金額帯により異なります。10万円以上の上限は18.00%、10万円未満は20.00%、100万円以上は15.00%です。 ※4 アルコシステムは協会員ではありませんが、指定紛争解決機関として同協会と手続実施基本契約を締結しています。

この表で特徴的なのは、アローが「フリープラン」と「借換ローン」という2つの商品を持っている点です。他の貸金業者からの借入を1本にまとめたい場合、アローは借換ローンという専用商品で対応でき、しかも総量規制の例外が適用されるため、他社借入がすでに年収の3分の1に達している方でも審査対象になり得ます。今回比較した他社にはこうした借換専用の商品はなく、複数社からの借入が増えてきて返済管理が煩雑になっている方には、アローの借換ローンが選択肢のひとつになります。

融資限度額は最大200万円で、アルコシステム・フタバ・ニチデン・スカイオフィスの上限50万円と比べると対応できる金額の幅が広いです。ただし実際に借りられる金額は総量規制(年収の3分の1)と審査結果によって決まります。

初回の無利息サービスはありません。フタバやセントラルには30日間の無利息期間、ニチデンには最大100日の無利息期間があるため、短期間での完済を前提にする場合はその点も考慮したうえで比べてください。

よくある質問

アローのよくある質問

22歳未満や70歳を超えた場合は申込できませんか?

申込の対象は22歳以上70歳以下です。公式の申込条件に「年齢21歳以下及び71歳以上の方はご契約出来ません」と明記されているため、この年齢の範囲を外れると申込ができません。年齢のほかにも、健康保険未加入の方や勤続6ヶ月未満の方なども対象外とされているため、申込前に一通り確認しておくと無駄足を防げます。

増額や再利用の申込はできますか?

できます。公式サイトに「限度額増額・再利用のお申込みフォーム」が設置されており、既存利用者向けの手続きが用意されています。ただし増額・再利用には新たな審査が必要で、審査の結果によります。

一括返済するにはどうすればよいですか?

事前に問い合わせ先(0570-055-553)で残高を確認してから、アロー指定の口座へ振込む形になります。最後の返済では端数が発生するため、振込前に正確な金額を確認することが必要です。

3秒診断とは何ですか?

公式サイトに「ご融資可能かすぐ分かる!3秒診断」という機能があります。簡単な設問に答えることで、申込前に融資の可能性を確認できます。正式な審査とは異なり、診断結果が融資を保証するものではありませんが、申込を検討する際の参考情報として活用できます。

まとめ

消費者金融アローのまとめ

2010年に名古屋市で貸金業を始めた株式会社アローは、フリープランと借換ローンの2商品を用意した消費者金融です。フリープランは使途自由で最長15年の返済期間が組める一方、借換ローンは他社からの借入を一本化する専用商品で、総量規制の例外が適用されるという他社にはない特徴を持っています。アプリを使えば原則として郵送物なしのWEB完結で手続きを進められるため、手軽さを重視する方にも使いやすい設計です。

無利息期間がない点、申込がWEBからのみという点、対象年齢が22歳〜70歳に限られる点は事前に把握しておく必要があります。短期間での完済を想定している場合はフタバやセントラルのほうが有利になる場面もあります。一方で、複数社からの借入をまとめたい方や、まとまった金額を長期で分散して返したい方にとっては、アローの2商品構成が選択肢として合う場合があります。

まずは公式サイトの3秒診断で自分の状況を確認し、条件を見たうえで申込を検討してみてください。

この記事の著者

中村陽介

中村陽介(資金調達マップ編集部)

資金調達や売掛債権の活用法など、経営者が抱える資金課題をテーマに編集・執筆を担当。元ファクタリング会社に勤務していた経験を活かし、ファクタリングの仕組みや活用ポイントについて、実務的な視点から分かりやすく伝えることを重視している。

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