ラボル(labol)とは?フリーランス・個人事業主・小規模法人向け請求書買取サービス

「取引先への請求書は出したのに、入金まで2か月近く待たなければならない」「来月の支払いには間に合いそうにないけれど、銀行融資は審査が長くて時間がない」——そんな資金繰りの不安を抱えているフリーランスや個人事業主、小規模法人にとって、ラボルは検討の選択肢に入りやすいサービスです。

この記事では、ラボルのサービス内容や他の資金調達手段との違い、実際に使うとどんな場面で役立つのか、そして利用前に知っておきたい注意点まで、順を追って解説します。「早く資金を動かしたい」「少額だけど使えるか試してみたい」「オンラインで完結したい」という方に向けた内容になっています。

30秒要約:ラボル(labol)のポイント

相性Sランク

  • 土日・祝日や深夜に急ぎで資金を確保したい人(24時間365日振込対応)
  • 1万円〜10万円程度の少額の請求書を、手軽に資金化したいフリーランス・個人事業主
  • 決算書や入出金明細の準備を負担に感じ、必要最低限の書類で手続きを終えたい人

相性Cランク(慎重に検討したい人)

  • 売掛先(取引先)が個人事業主や個人である人(法人宛の請求書が買取対象のため)
  • 100万円を超えるような高額な請求書を持っており、手数料を10%未満に抑えたい人
  • 担当者と電話や対面で相談しながら、審査の進捗を細かく確認したい人

編集部アドバイス

ラボルは「一律10%」という分かりやすい手数料体系を掲げており、少額利用においてはコストの見通しが立てやすいのが強みです。一方で、金額が大きくなる場合や、より好条件を提示できる会社を探したい場合は、客観的な比較情報が得られる「ファクタリングシーク」などを活用して、複数社の条件を並べてから判断することをおすすめします。

第1章 ラボル(labol)とは?基本情報とサービスの全体像

ラボル(labol)とは?基本情報とサービスの全体像

会社の基本情報

ラボル(labol)は、フリーランス・個人事業主・小規模事業者を対象とした、オンライン完結型の請求書買取サービスです。運営元の株式会社ラボルは、東証プライム上場企業である株式会社セレスの100%子会社として2021年12月に設立されました。前身は2020年7月にスタートした「nugget(ナゲット)」というフリーランス向け資金調達支援サービスで、セレスの一事業としてテストマーケティングを重ねたのち、手応えを確認したうえで独立した専業会社として新設されたという経緯があります。上場グループ企業のバックボーンを持ちながらも、スタートアップらしいスピード感でサービス改善を続けている点が特徴的です。

項目内容
会社名株式会社ラボル(labol Inc.)
設立2021年12月1日
代表取締役建部 大
本社所在地東京都渋谷区道玄坂1-20-8 寿パークビル 7F
資本金8億6,300万円
親会社株式会社セレス(東証プライム上場)
事業内容オンラインファクタリング事業、メディア事業
受付時間24時間365日(土日祝含む)
手続き方法オンライン完結(来店・郵送不要)

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サービスの全体像

ラボルが提供するサービスの中心は、請求書買取(2社間ファクタリング)です。ただし、同社が手がけているのはファクタリング単体にとどまりません。事業費用の支払いをクレジットカードで先延ばしできる「ラボル カード払い」や、資金調達に関する情報を法人・個人事業主向けに提供するサイト「資金調達プロ」の運営なども展開しており、資金繰りにまつわる複数の選択肢を一つのブランドのもとで提供しようとしている会社です。

サービス設計で特筆すべき点は、フィンテック企業として東京大学大学院との共同研究も行うなど、AIや機械学習を活用した審査精度の向上に継続的に取り組んでいる姿勢です。また、2025年9月には総額約32億円の資金調達を実施し、フリーランス向けの金融サービス拡充に向けた投資を進めています。創業からの年数はまだ短いものの、上場グループ企業の信用力と積極的な事業投資を背景に、サービスの安定性・継続性という観点でも一定の安心感があるサービスといえるでしょう。

主なスペック

  • 買取金額:1万円〜
  • 手数料:一律10%(2026年2月時点、公式サイト記載)
  • 審査〜入金:最短30分
  • 対応時間:24時間365日
  • 手続き方法:オンライン完結(来店・郵送不要)
  • ファクタリングの種類:2社間ファクタリングのみ

第2章 ラボルの特徴は何か?他の資金調達手段との違い

ラボルの特徴は何か?他の資金調達手段との違い

銀行融資やビジネスローンとの違い

銀行融資は金利が低い反面、審査に数週間から数か月かかることも珍しくなく、決算書や担保・保証人が必要になるケースもあります。「急ぎで資金が必要」「開業直後で実績が少ない」という状況では、そもそも審査が通りにくいことも多いです。

ビジネスローンは融資よりも審査が早い傾向にありますが、借り入れとして計上されるため負債が増え、他の融資審査に影響が出ることもあります。

ラボルのようなファクタリングサービスは、借り入れではなく「請求書の売却」という形を取ります。そのため銀行融資やクレジットカードの審査とは異なり、信用情報機関に照会されることはなく、融資やカードの審査に落ちたことがある方でも利用できます。

ただし、その分手数料というコストが発生します。緊急性が低く時間に余裕がある場合は、銀行融資や他の手段と比較して判断することをお勧めします。

他のファクタリングサービスと比べたときの立ち位置

ファクタリングサービス全体の中で、ラボルはとくに少額・スピード・オンライン完結という三点において使いやすさを追求したサービスです。AIファクタリング機能による自動審査が導入されており、それが最短30分という審査スピードを実現している一因となっています。

また、ラボルは2社間ファクタリングに特化しており、取引先に知られずに資金化できる点も特徴のひとつです。2社間ファクタリングとは、利用者とラボルの2者間だけで手続きが完結する方式で、取引先に「ファクタリングを使っている」と知られる心配がありません。取引先との関係性を保ちながら資金を動かせる点は、フリーランスや個人事業主にとって安心材料になることがあります。

第3章 実例に近い想定ケースで見るラボルの活用場面

実例に近い想定ケースで見るラボルの活用場面

実際にどんな場面でラボルが候補に入りやすいのか、公開されている情報と実務上起こり得る状況をもとにした想定ケースで見てみましょう。

想定ケース1:Web制作フリーランスが月末支払い前の資金をつなぎたい場面

Webサイト制作を手がけるフリーランスのAさんは、月末に外注デザイナーへの支払いが発生します。しかし取引先からの入金は翌月20日。手元資金が足りず、「外注費の支払いには間に合わない」という状況に陥ってしまいました。

このような「入金は確実にあるが、タイミングがずれている」という場面は、フリーランスに非常によく起こります。銀行融資を使うほどの規模でもなく、かといって自己資金で乗り切るのも難しい——そういった場合に、請求書をラボルに売却して数万〜十数万円を先受けするという使い方が考えられます。

想定ケース2:動画編集・デザイン業が入金待ち期間を埋めたい場面

動画編集を受注しているBさんは、案件ごとに支払いサイト(請求から入金までの期間)が異なります。上場企業クライアントからは単価の高い仕事をもらえるようになりましたが、支払いサイトが60日と長く、資金が手元に届くまでの間が苦しい状況です。

公式サイトのユーザー事例では、支払いサイトの長い上場企業案件を受注する際にラボルを活用し、その後も支払いサイトを気にせず大型案件を受注できるようになったという声が紹介されています。ラボルは新規取引先との請求書でも対応してもらえるケースがある点も、このような場面では助かる要素になり得ます。

想定ケース3:小規模法人が手元資金を厚くしたい場面

設立2年目のIT関連の小規模法人を経営するCさんは、広告費や外注費の支払いが月初に集中する一方、売上の入金は月末という資金サイクルに悩んでいます。銀行の事業融資はまだ実績が浅く審査が難しい状態です。

ラボルでは法人アカウントの開設において登記簿などの書類提出は不要で、独立直後や新規の取引先でも業種・職種を問わず幅広い買取実績があるとされています。創業間もない段階では選択肢が限られやすいため、こうしたサービスが候補に入ることがあります。ただし審査の結果によっては利用できない場合もあるため、事前に条件を確認しておくことが大切です。

第4章 ラボルのメリットと、利用前に知っておきたい注意点

ラボルのメリットと、利用前に知っておきたい注意点

使いやすさを感じやすいポイント

24時間365日・土日祝も対応

ファクタリング会社は数百社ありますが、土日祝日に審査と入金の両方に対応してくれる会社はほぼなく、ラボルはその点で非常に貴重な存在といえます。平日に時間が取れない方や、週末に急な資金ニーズが発生した場合でも、手続きを進めることができます。

必要書類が少なく、手続きがシンプル

必要書類は請求書、本人確認書類、証憑(メールやチャットなど)の3種類で、すべての手続きがオンラインで完結するため来店不要で資金調達が可能です。決算書や入出金明細、契約書などの準備は原則不要という点は、書類集めに慣れていない方にとってハードルが低く感じられるでしょう。

手数料が一律でわかりやすい

ファクタリングサービスの多くは、売掛先の信用度や金額によって手数料が変動します。とくに少額の場合は20%近い手数料になることもあります。その点、ラボルは一律10%の売買手数料のため、少額利用の場合は安心感があります。

ただし、大口の優良債権を扱う場合は他社のほうが手数料が低くなる可能性もあります。「コストを最小限に抑えたい」という方は、複数のサービスを比較したうえで判断するのが賢明です。

利用前に知っておきたい注意点

売掛先が法人である必要がある

売掛先が法人限定という条件があり、個人に対する売掛金は対象外となっています。フリーランスの場合、取引先が個人事業主や同じフリーランスという場合は利用できないケースがあります。申し込む前に、自分の請求書の宛先が法人かどうか確認しておきましょう。

オンライン完結ゆえの特性

ラボルはすべての手続きがオンラインで完結するサービスです。担当者への連絡手段はメールのみとなっており、電話や実店舗でのサポートは望めません。口頭や電話でのやりとりに慣れている方、取引の証跡(メールやチャット履歴など)が少ない業態の方には、必要書類の準備が難しいと感じることもあるようです。

継続的な資金難の根本解決にはならない

ラボルはあくまで「入金のタイミングのずれを埋める」ための手段です。売上自体が少ない場合や、慢性的に資金が不足している状況では、手数料分だけ手元に残るお金が減っていくことになります。資金繰りの根本的な改善には、売上アップや経費の見直し、中長期的な融資の活用など、別の視点での対策も並行して考える必要があります。

第5章 口コミ・評判から見える傾向

口コミ・評判から見える傾向

スピードとオンライン完結への評価

口コミ全体を見ると、スピード感とオンラインで完結できることへのポジティブな声が多く見られます。Googleマップのレビューは2026年1月時点で1,157件あり、平均スコアは4.7という高い数値でした。「提出書類が他社よりも明確で最低限に絞られている」「書類に不備があっても担当者が丁寧にフォローしてくれた」「審査後の入金が早かった」という声が複数確認できます。

手数料への受け止め方には差がある

一律10%という手数料は、少額の場合は他社より割安に感じられる一方で、金額が大きくなるにつれて「10%は高い」と感じる方もいます。また、大口の優良債権の場合は他社のほうが低い手数料率で買取が可能な場合もあるため、取引規模によっては比較が必要です。

審査に関する注意点

初めてラボルを利用する方の中には審査の遅さを指摘する口コミがあり、ファクタリングを初めて使う場合は審査や手続きに時間がかかる傾向にあります。急いでいる場合は、余裕を持って申し込むのが安心です。

口コミはあくまで参考情報の一つです。同じサービスでも利用状況や申し込む書類の内容によって結果が異なることがありますので、口コミだけで判断せず、自分の状況に合わせて条件を確認することが大切です。

第6章 申込から入金までの流れと事前に確認したいポイント

申込から入金までの流れと事前に確認したいポイント

申込から入金までのステップ

ラボルの利用手順は以下の流れになります。

  • ①会員登録・アカウント作成
    公式サイトからメールアドレスなどを登録してアカウントを作成します。
  • ②買取申請・書類のアップロード
    現金化したい請求書と、取引を示すエビデンス(取引先とのメールやチャット履歴など)、本人確認書類をオンラインでアップロードします。決算書・入出金明細・契約書などの面倒な書類準備は原則不要です。
  • ③審査
    AIによる審査が行われます。最短30分での入金に対応しているとされていますが、申込内容やタイミングによっては審査に時間を要する場合があります。
  • ④契約・入金
    審査が通ると契約内容が提示され、合意後に指定口座へ入金されます。24時間365日対応のため、土日・深夜でも入金処理が行われます。

申し込む前に確認したいこと

事前に確認したいポイント

スムーズに手続きを進めるために、事前に以下の点を確認しておくと安心です。

  • 請求書の宛先が法人か:個人・フリーランス宛の請求書は買取対象外です
  • 取引の証跡があるか:取引先とのメールやチャットのやりとりが必要です。電話だけでのやりとりが多い場合は、書面でのエビデンスが不足する可能性があります
  • 入金予定日が明記されているか:請求書に支払期日が記載されていることが重要です
  • 実際の受取額を計算しておく:手数料10%が差し引かれた金額が手元に届きます。たとえば50万円の請求書を買い取ってもらう場合、受取額は45万円になります

第7章 ラボルに関するよくある質問

ラボルに関するよくある質問

Q. 個人事業主でも使えますか?

A. はい。個人事業主・小規模事業者向けのサービスとして設計されており、フリーランスの方も利用可能です。ただし売掛先が法人である必要があります。

Q. 1万円など少額でも申し込めますか?

A. 最低利用金額が1万円からと少額ファクタリングに対応しており、請求書の一部のみを申請することもできます。

Q. 即日入金は誰でも受けられますか?

A. 本人確認書類と請求書、取引の証拠に関して不備がなければ最短30分で入金されますが、書類の状態や申込のタイミング、審査の状況によっては時間がかかる場合があります。「絶対に即日」とは限らない点は頭に入れておきましょう。

Q. 審査では何が重視されますか?

A. 売掛先が法人であること、取引の実在性を証明するエビデンスがあることが重要とされています。創業間もない場合でも、実態のある取引であれば審査を受けることは可能です。

Q. 他社と比べるときは何を見ればよいですか?

A. 手数料の水準、入金スピード、対応時間(土日対応の有無)、必要書類の量、担当者とのやりとりの方法(電話対応の有無など)を比較ポイントとして確認するとよいでしょう。コストだけでなく、自分の業態に合った書類が揃えられるかも重要な判断材料です。

第8章 まとめ

まとめ

ラボルは、フリーランスや個人事業主、小規模な法人を対象にした、オンライン完結型の請求書買取サービスです。少額(1万円〜)から使えること、手数料が一律10%で費用の見通しが立てやすいこと、24時間365日土日祝も対応していること、そして必要書類が少なくスマートフォンだけで手続きが完結すること——これらの特徴が組み合わさることで、「急ぎで少額の資金を動かしたい」「オンラインで手軽に使いたい」というニーズに応えやすいサービスになっています。

ラボルが合いやすいケース

  • 取引先への請求書は出しているが、入金まで1〜2か月待つ必要がある
  • 数万〜数十万円の範囲で、手軽に資金のつなぎをしたい
  • 土日・深夜でも手続きを進めたい
  • 書類手続きをオンラインで完結させたい

慎重に検討・比較したいケース

  • 大きな金額を一度に調達したい(他社のほうが手数料が低い場合があります)
  • 売掛先が個人やフリーランス(買取対象外になります)
  • 電話や対面でのサポートを希望する場合
  • 継続的な資金不足がある場合(手数料分だけ手元資金が減り続けるため、根本的な資金改善策を別途検討する必要があります)

判断の軸は「急ぎ度」「請求書の内容(宛先が法人か)」「必要な金額の規模」「手数料コストへの許容度」の4点です。ラボルが自分の状況に合っているかどうかを確認した上で、まずは公式サイトの簡易審査などで条件を確かめてみることをお勧めします。

この記事の著者

中村陽介

中村陽介(資金調達マップ編集部)

資金調達や売掛債権の活用法など、経営者が抱える資金課題をテーマに編集・執筆を担当。元ファクタリング会社に勤務していた経験を活かし、ファクタリングの仕組みや活用ポイントについて、実務的な視点から分かりやすく伝えることを重視している。

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